田辺市医師会

感染症情報

田辺市の感染症警報発生の見方

本警報システムのねらいは、流行の原因究明や拡大阻止対策などを講ずるための資料として、都道府県衛生主幹部局や保健所など第一線の衛生行政機関の専門家に対して、データに何らかの流行規象がみられたことを、一定の科学的根拠に基づいて迅速に注意喚起することにあります。
警報には、流行発生警報と注意報の2種類があります。警報の意味は、大きな流行が発生または継続しつつあることが疑われるということです。注意報の意味は、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があるということです。ほとんどの感染症では、時間の経過とともに流行が地域的に拡大あるいは移動していくものであり、流行拡大を早期に探知するためには、小区域での流行状況を広域的に監視することが重要です。
本警報システムでは、当該保健所とともに、当該都道府県内の全保健所の警報発生状況と全国の警報発生状況を提供しています。

警報発生後の対応

当該保健所の流行の推移(過去5年間の定点当たり報告数など)を確認するとともに、当該都道府県内の全保健所の警報発生状況と全国の警報発生状況を参照して下さい。また、必要があれば、定点医療機関医師の意見と地方衛生研究所より病原体の情報を収集し、総合的に解択した上で、実際に一般への広報や流行拡大阻止対策などの行政対応の必要性を検討あるいは実施して下さい。

警報発生を見る上での注意

規在、警報・注意報の対象になっていない疾患があります。これは発生動向調査方法の変更などにより過去のデータがなかったり、規在までに得られたデータからでは、警報・注意報の発生方法が確定できないためであり、重要性が低いという意味ではありません。
本警報システムでは、過去5年間で1%以下の確率でしかおこらない規模の流行、つまりかなり大きな規模の流行を想定しておりますので、小規模の流行あるいは小区域での流行では、実際に地域流行があっても警報が出ない可能性があります。また、極めて限られた地域での流行では、警報が発生されてもその流行が継続や拡大をしない可能性もあります。
本警報システムは前述の如く単純な仕組みで出来ています。警報の意味をより正確に解択するために、その仕組みをある程度理解していただくことをお願いします。特に注意報は、特異度は高いけれども、的中率がそれほど高くないこと(20~30%)に注意して下さい。

予防接種お問い合わせ先

予防接種についての詳細は、以下をご参照ください。
田辺市健康増進課 「予防接種について」

お問い合わせ先
  • 田辺市民総合センター内 健康増進課0739-26-4901
  • 龍神行政局内 保健福祉課0739-78-0111(代)
  • 中辺路行政局内 保健福祉課0739-64-0500(代)
  • 大塔行政局内 保健福祉課0739-48-0301(代)
  • 本宮行政局内 保健福祉課0735-42-0070(代)